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8月の野草観察会ご報告

2023/09/04 - イベント情報

8月の野草観察会は第4木曜日が荒天だったため、1週間延期した8/31に開催されました。暑い中ご参加くださってありがとうございました!

今回は東岸と段子川土手を観察し、暑さが厳しいので管理棟多目的室に戻ってからプロジェクターをつかって植物を観察しました。

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集合場所を出発してすぐ、みんなで見上げているのは…

ヤママユガのマユです!

もっと山に近い環境の良いところで見られることが多いそうですが、北岸芝生広場のクヌギに来てくれました♪

緑色のマユが美しい~

この絹糸で織った織物はとても高級品だそうです。

東岸へ渡るふれあい橋の欄干にはヘクソカズラが絡みついていました。

名前が本当にひどくて、説明するにも口にするのを躊躇してしまうほど。笑

でも、肌荒れにとてもよく効く薬になるんですよ。

ドライにすると名前の由来となったその強烈な臭いは消えて、金色に輝く実はリースの素敵な材料になります。

 

コマツナギ

ノブドウ

 

ハギなどのマメ科の開花やブドウ科の植物の実りなど、夏から秋に移り変わっていくようすが感じられます。

写真はありませんが、ドックラン近くではナツフジのクリーム色の花やマメのさやが観察できました。

 

木道脇ではオニグルミの青い実がだいぶ大きくなっていました。

ジュズダマも花盛りでした。

ジュズダマはひとつの花がメスからオスへと性転換します。 はじめは雌しべのみが成熟して他の株からの花粉を受け取り(雌性期)、その雌しべが枯れると今度は雄しべが成熟し、黄色い花粉をだすようになります(雄性期)。

そうやって自分自身の花粉を受粉しないようにしているのだそうです。

 

木道からの帰りは芝生広場に入らず土手を観察して歩きました。

センニンソウ

白と緑がとても爽やかです。花姿もスマートで涼しげですね。残暑厳しいなかこの花に出会うとほっとします。(毒草ですが)

 

暑すぎて屋外での長時間の観察は危険なので、終わり30分はクーラーのきいた多目的室で植物を観察しました。

プロジェクターで大写しにし花の構造を詳しくみていただけて、これはこれで好評でした!

ツユクサのおとり花粉作戦やヘクソカズラのモジャモジャ内部など、普段見えないびっくりな一面をお伝えできたかと思います。

 

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佐鳴湖公園野草観察会は毎月第4木曜日に開催。次回は、9月28日(木) 9:30~11:30です。

北岸管理棟前集合、参加費100円。

9月度観察会に限りましては延期はなく、荒天時は中止とさせていただきます。

HPでもお知らせいたしますが、ご不明な点は北岸管理棟053-476-0210までお問い合わせください。