5月野草観察会ご報告
2023/05/31 - イベント情報
この日は梅雨入り前でしたがお天気は微妙でした。
でもそんな日はアジサイの美しい様子がみれますね!
アジサイの色の変化の仕組みをミョウバンを使ったミニ実験をしながらご説明しました。
去年の北岸芝生広場のアジサイはいまひとつだったのですが、今年は日に日に美しさを増しています。楽しみです♪
似ているけど他人の空似。ツボクサとアオイゴケを観察しているところ。
ツボクサは日本では名前も知られていない雑草ですが、中国やインド、東南アジアでは重要な薬草として扱われているとのこと。アンチエイジングや脳の活性化によいのだとか?!
身近にもすごいものが生えているものですね。
目だったお花は春真っ盛りのころと比べるとへりましたが、しゃがんでみると小さなお花が頑張っています。
ツルセンダングサ
熱帯アメリカ原産で、国内では1982年に沖縄本島ではじめて確認された帰化植物。
ケキツネノボタン
”毛狐の牡丹”と書きます。キツネノボタンというとても似ている植物があるのですが、それより毛が多いので名付けられました。(個体差もあって毛で見分けにくいこともあり。)
葉がボタンの葉に似ていることが名前の由来ですが、面白いのは洋服のボタンだと思われがちなこと。かくゆう私も以前そうでした。花の真ん中が丸く盛り上がっていて、可愛らしいボタンを想像してしまうのですよね。
クロガネモチの雌花。雌雄異株です。
若い枝が黒っぽいのでこの名があります。「クロガネモチ」が「苦労を知らないお金持ち」につうじると、縁起の良い木とされたりします。
ヤブジラミ
藪のようなところに生え、果実がひっつき虫になるので、衣服につきやすいようすをシラミにたとえられました。
お花も葉っぱもハーブみたいに繊細で美しいのに、シラミとは… お気の毒。
一見地味な野草たちも、名前の由来などをしるといつもの散歩道が一層楽しくなりますね♪
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佐鳴湖公園野草観察会は毎月第4木曜日に開催。次回は、6月22日(木) 9:30~11:30です。
北岸管理棟前集合、参加費は100円。
これまで悪天候などで開催ができない場合は中止としていましたが、今年度から新しい試みとして次週に延期することにしました。
その際は当日8:30にHPにてお知らせいたします。お待ちしております!