4月野草観察会のご報告
2022/05/12 - イベント情報
遅くなりましたが、先月4月28日にひらかれました野草観察会のご報告です。
今年はスイカズラも開花が早いようで、もう甘い香りを漂わせていました。
開花してから時間が経つと黄色に変化し、黄色と白の花が並ぶ様子から、”金銀草”とも呼ばれます。
アカメガシワ
木へんに冬は柊(ヒイラギ)、春は椿(ツバキ)、夏は榎(エノキ)
木へんに秋は?
あまり知られていませんが、楸はヒサギと読み、アカメガシワの古い呼び名だと言われています。(キササゲという説もあり)
名前のもとである赤くて若い葉っぱ。じつは本体は緑なんです。
↓こうしてこすると、表面に赤い毛がついているだけなことが分かります。まだ弱い柔らかい葉っぱを紫外線から守る役目があるといわれています。
スイバの雄株
スイバの雌株
植物にもオスメス別の株のものがあり、よく見ると花の形が違います。
こちらはギシギシ。
スイバに似ていますが、こちらは同じ株にオスメスが同居しています。
地味な雑草の地味な違い。
ですが、区別できるようになると、野草上級者みたいでちょっと嬉しくなります♪
カワウが流木でひと休み。水辺の景色は癒されますね。
はい、そして今回のハイライト!
お花が咲いていますね~~!!え?どこ?
緑の茎の根元のあたり、紫とベージュの肉厚な感じのそれ。
ハランの花です。
生い茂る葉っぱをかきわけ、地面ぎわをのぞき込まないと見つからないレアアイテム。
ちょうど開花のタイミングに合って、ご案内できて良かったです!
今回のハイライトその2
ツルグミの実。こちらは珍しくはないかもしれませんが、なかなか美味しい実です。
皆さんにお味見してもらえないのが残念。
野草観察会はどうしても地味な植物のご紹介になってしまいがち。
そんななか、アヤメがきれいに咲いて彩りを添えてくれました。(野草ではないですが)
アヤメ、ハナショウブ、カキツバタ…似ていて混乱します。
花弁のつけねに、『アヤ(綾…線が斜めにまじわった)模様=網目模様』があるので、アヤメと名づけられました。
次回の野草観察会は,5月26日(木) 9:30~11:30です。
北岸管理棟前集合、参加費100円。
雨天等により延期や中止になる場合,当日8:30にHPでお知らせいたします。
日差しが強い日も出てきました。調節できる服装、帽子や水筒など用意をしてご参加ください。
お待ちしております♪