11月野草観察会
2021/11/25 - イベント情報
穏やかな晴天に恵まれ、今回も気持ちの良い観察会となりました。
まずは先生がご自宅からもってきてくださった、テイカカズラとガガイモの種のお話から。
どちらも絹のように輝く美しい綿毛をつけています。佐鳴湖にも生えてはいるのですが、なかなか実をみつけることができません。
何十年か前のはなしになりますが、謎の生き物と話題になった”ケサランパサラン”はこういった植物たちの綿毛だったらしいです。
雨の日に閉じる松ぼっくりのお話もご紹介しました。
松の種子にはなるべく遠くに落ちるよう羽がついています。でも、雨の日に松ぼっくりから飛び出してしまうと、雨粒に落とされて遠くにいけません。
なので、松ぼっくりは水分を含むとかさを閉じて、種が出てしまわないようになっています。
その性質を利用して、こんなふうにお花を飾ることもできるんですよ♪
西岸へ出発してしてしばらく行くと、そっくりさんを見つけました。
トウネズミモチとイボタノキ
お花のときはそれほど似ていないのに、実はそっくりですね!
お天気も良いのでいつもより足をのばして、ひょうたん池を通り過ぎ炭焼き小屋まで行きました。
ここではサクラバハンノキなど、ちょっと珍しい植物が観察できます。
澄んできた空気が冬が近いことを知らせます。
ナンキハゼも紅葉した葉を落とし、白い実が目立ってきました。
でも、たくさん歩くとまだまだ汗ばみます。日差しがきらきら。
晩秋の恵み。
色とりどりな実りに出会えて、なんだか豊かな気持ちになりました。
12月の野草観察会は,12月23日(木) 9:30~11:30です。
北岸管理棟前集合、参加費100円。
雨天等により延期や中止になる場合,当日8:30にHPでお知らせいたします。
防寒対策、帽子や水筒など散策のご用意をしてご参加ください♪