縄文人は食べていた?
2020/08/09 - イベント情報
長かった梅雨がやっと明けたと思ったら,酷暑続きですね。
でも,木陰では,今日も植物たちの生きいきとした姿が見られました。
今,園内のあちこちでたわわに実をつけている,この木。
ちょっと日陰になっているところによく生えています。
イヌビワ
ビワという名前ですがビワには関係がなく,イチジクの親戚です。
なのでイチジクの旬と同じように,これから秋にかけ次々に熟していきます。
黒っぽくなったら完熟です。
ためにしに割ってみましょう。
柔らかくてつぶれてしまいましたが,中はイチジクそっくりでした。
公園の東岸,木道わきで小さな紫の花をみつけました。
ツルマメ
ダイズの原種とされていて,この豆も茹でたら枝豆のように食べられるそうです。
ただし5ミリほどの小さなお豆なので,食べた気がしないかもしれません。
10年ほど前に,山梨県の遺跡でツルマメの跡が確認されたことから,縄文前期より食べられていたと考えられています。
大昔より人々が育て,さらに品種改良をかさね,現在の美味しいダイズになっていったのですね。
最後はこちら。色とりどりのきれいなブドウ!
ノブドウ
残念。
この実はとってもきれいなのですが,まずくて食用には向かないそうです。
暑さ真っ盛りですが,園路の野草には早くも実りの秋を感じられました。
皆さんも熱中症に気を付けて,木陰で休憩をとりながら散策をお楽しみください。