多目的室で展示中の魚たち Part 3
2017/05/18 - その他
Part2から随分時間が経ってしまいましたが
「多目的室のお魚シリーズ」第三弾の今回は『ウナギ』です。
ウナギ君の水槽は,北岸管理棟 多目的室の奥
6つの水槽の中段右側です。
水槽を覗くと竹筒やパイプなどが沈んでいて,ウナギ君たちは
たいていその中に隠れています。いわゆる「ウナギの寝床」。
「やあ。」
日中はほぼずっと寝床の中でじっとしているので自然界でも
インドア派なのかと思いきや,実は生まれは南の海。
まだはっきりとした産卵のメカニズムは分かっていないようですが,
卵から産まれた稚魚は黒潮に乗って日本近海へとやってきて
川を遡り,目的の湖沼や川へたどり着くと考えられています。
佐鳴湖は直接海にはつながっていないので,海から浜名湖に入り
新川を遡って来たのでしょう。気の遠くなるような大冒険ですね。
自然界では小魚やカエルなども食べているようですが,こちらの
水槽のウナギ君たちはミミズや川エビを主食としています。
ミミズをつまんで寝床の前でブラブラさせると,ニョロリと出てきて
手から直接食べるので,懐いてくれて(いるように見えて)可愛らしいです。